お客様からのオリエンテーションで、たまに「新商品は出すんだけれども業界では目新しい事ではないんですよ」という意見を聞く事があります。単体では力を持たない商品でも相乗効果で1+1=2以上になる場合もあるので、会社が持っている総合的な商品や技術や販売力を組合せて考える必要があります。例えば、商品構成をフレキシブルにして、ターゲットを考え直してみる。商品単体ではなく全く違うジャンルやターゲットの商品と共同させ、総合的なワンパッケージの新しいカテゴリーをつくる。また「販売シナジー」「生産シナジー」「管理シナジー」「人材シナジー」などのくくり方もあげられます。販売戦略を考える上で商品から少し離れた角度から見直してみるのも、考えや視野が広がり商品カタログや会社案内など進めやすくなる場合があります。シナジー効果というとM&Aなど会社合併などに代表される言葉ですが、業務上の気が付かない案件に潜んでいる場合があるので総合的な見知に立って考える必要があります。